2015年07月28日
コンテンツ番号6372
課題解決に向け住民と意見交換
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が、7月28日(火)に阿仁地区で行われ、参加者が市長や市の担当者と意見を交わしました。
懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望をうかがう機会として各地区で平成19年度から開催しているもので、阿仁地区会場の阿仁ふるさと文化センターには、自治会長や地域住民19人が参加しました。
開会にあたり津谷市長は「7月19日に阿仁熊牧場『くまくま園』のリニューアル1周年記念イベントが行われ、天候には恵まれなかったが、多くの方に来ていただいた。人と熊、動物の生命の大切さを学べる施設として関心を持っていただくよう、もっとPRしていかなくてはと思っている。また、県と協働で進めている森吉山まるごとプロジェクトでは、今、山頂駅舎につながる展望台の工事も進んでいる。北秋田市、特に阿仁地域には、鉱山文化、マタギ文化など、たくさんの宝やみどころがある。自分たちの北秋田市にはすばらしいところがあることを皆で再確認していきたい」とあいさつしました。また、現在、策定作業を進めている第2次市総合計画、人口ビジョン及び総合戦略に触れ「計画には幅広く、様々なご意見を盛り込みながら、人口減少のペースを落としていく施策を作っていきたい」などと述べました。
続いて、市の担当職員が第2次北秋田市総合計画(素案)の概要、北秋田市人口ビジョン及び総合戦略の骨子案、国勢調査、カーブミラー、交通標識、集落案内板等の確認について説明しました。意見交換では、参加者が自治会長や市民の立場から積極的に意見や要望を出し合い、活発な議論が交わされました。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
主な質問・意見とその回答
納税組合の廃止によって、市役所や金融機関に出向いて納付しなければならなくなるが、郵便局でも納付できるようにできないか。
納税組合に対する補助金の交付は今年度が最後で、来年度は廃止することが決定している。納税組合には、口座振替に切り替えてもらうようお願いしている。納付場所については、郵便局で納付できないため、納付できる方法がないか検討している。
阿仁診療所の改築はどうなっているのか。
検討委員会では現在地への建て替えとしたが、その後、阿仁庁舎隣への建て替えの陳情が議会で採決された。現在、建て替え場所については決まっていないが、建て替えるということに変更はない。診療所として、患者さん、医療スタッフを含めて、最適な医療環境にしたいと考えている。
安の滝への道路が通行できない状況になっているので、早く通れるようにしてほしい。
春先に崩壊が見つかったが、崩壊が大きく大きな工事となったため時間がかかってしまった。工事は7月末に完成し8月から通行できるようになる。
それぞれの庁舎にある議場の有効活用を考えては。
議会からも意見を聞かなければならないが、有効な活用方法があるとすれば考えてみる必要がある。
マイマイガが発生しているが、駆除に対する補助は考えていないか。また、駆除のための車があると聞いたが使用は可能か。
鷹巣は、元々アメリカシロヒトリ(アメシロ)の発生が多く、防除のための車を本庁舎に2台おいている。アメシロ発生時には頻繁に使用されているが、空いているときは使用して差支えないと考える。車の燃料、駆除の薬剤は自治会に負担していただいているので、マイマイガの駆除についても負担をお願いしたい。