2015年01月14日
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自然が創りだす幻想的風景
好天に恵まれた1月14日(水)、森吉山阿仁スキー場には樹氷を観賞しようと多くの人が訪れ、白銀に輝く樹氷群が創りだす幻想的な光景を楽しみました。
樹氷は、日本海からの強い季節風に乗った水滴が、木の葉にぶつかり凍ったものです。
樹氷が出来るためにはいくつかの条件があり、一つは冬でも葉をつけるアオモリトドマツ。しかも山の西から北西の斜面になければならない上、雪が多すぎると葉をつけないことから、雪が降り過ぎないことも条件になります。もう一つはマイナス5度以下の過冷却水滴。過冷却とは0度でも水が凍らず衝撃を与えると一瞬にして氷になる状態のことで、北西の風に乗った過冷却水滴が、アオモリトドマツの葉に当たって凍り、そこに雪が積もる、これを繰り返すことによって大きく成長し、アイスモンスターと呼ばれる巨大な樹氷になります。日本でも樹氷を観ることができる場所はとても少なく、貴重なものです。
阿仁スキー場は、樹氷群が広がる『樹氷平』が、ゴンドラ山頂駅から5分ほどのところにあり、1周30分ほどの観賞コースも整備されていることから気軽に樹氷を観ることができます。また、1月10日から3月8日までは、ゴンドラ山頂駅の隣に樹氷案内所を開設し、午前11時と午後2時の2回、樹氷教室を開催して樹氷が出来る仕組みなどを紹介するほか、スノーシューやかんじき、長靴、ストックを無料で貸し出しています。
さらに、昨年好評だったキャビン付圧雪車を利用しての「夜の樹氷観賞会」を、今年は回数を増やして2月20日から22日、2月27日から3月1日、3月6日から8日の合計9回実施されます。闇夜に浮かび上がる樹氷と満天の星空を、ぜひご覧ください。
ゴンドラの運行時間は、午前9時から午後4時(上りの最終:午後3時、下りの最終:午後3時30分)。運賃は往復で大人1800円、小学生800円。
「森吉山の樹氷観賞」については、こちらをご覧ください。⇒北秋田市観光振興係からのお知らせ