2014年12月20日
コンテンツ番号7465
観光地づくりについて理解を深める
まちづくり観光研究所主任研究員で、内閣府、国土交通省、農林水産省の「観光カリスマ百選」に認定されている山田桂一郎氏の講演会が12月20日(土)に森吉コミュニティセンターで開かれ、市内外から参加した約70人が、観光地づくりについて理解を深めました。
講演会は、森吉山阿仁スキー場を運営しているNPO法人森吉山(片岡信幸理事長)が、森吉山魅力創造事業の一環で開催したものです。
はじめに片岡理事長が「現在、森吉山を中心にした観光振興プロジェクトを県と市が協働で観光振興プロジェクトを進めている。私たちは、森吉山など地域の宝をさらによくして、後輩や子どもたちに受け継いでいく義務があると思っている。今日の講演を通して、地域をよくしなければならないと思う人が1人でも2人でも、でてくることを期待している」などとあいさつしました。
このあと山田氏が「観光・物産・北秋田のおもてなし~観光地から感幸地へイメージアップ計画」をテーマに講演しました。
山田氏は、「メーカーは流行れば流行るほど設備投資し、ロボットが働くが、観光サービスは、流行れば流行るほどスキー場や旅館・ホテル・民宿、飲食店などが人を雇う」などと述べ観光が雇用に結びつくことを説明しました。また、観光客は「遠くから来る人ほどお金を使う気満々でくる」とし、遠くから人を呼ぶ取り組みの重要性を話しました。
さらに、北秋田市の人口が平成12年から平成22年までの10年間で約5600人減り、消費額が70億減ったことが試算されると分析し「地域の人が、市内で1%でも多く消費することが重要」と強調しました