2014年11月23日
コンテンツ番号7441
息の合ったばちさばきを披露
北秋田鷹巣祇園太鼓振興会(今立明代表)による第24回北秋田祇園太鼓発表審査会が11月23日(日)に文化会館で開かれ、会員らが息の合ったばちさばきを披露しました。
北秋田祇園太鼓振興会は昭和61年、旧鷹巣町の「太鼓の里づくり構想」に合わせ、鷹巣銀座通り商店会の青年部が北九州市の「小倉祇園太鼓」にならい取り組み出したのが始まり。小学校への和太鼓の配置とともに子どもたちへの指導が行われ、平成2年に「鷹巣祇園太鼓振興会」が結成されました。その後、会の活動目標に青少年の健全育成、生涯教育の奨励などを掲げ、各地区の小学校などで太鼓の指導を続けています。
開催にあたり今立代表は「始めた当時小学生だった子が、自分の子どもを連れて、親子で太鼓を楽しむという状況を見るとうれしく思う。今日は子どもたちの一生懸命な姿を見ていってほしい」とあいさつ。つづいて、中高生による八丈太鼓によるオープニング演奏が行われました。
祇園太鼓は、2人の打ち手が太鼓の両面に横向きに立ち、ジャンガラと呼ばれるスリ鉦をリード役に「ドロ打ち」と「カン打ち」の2人が独特のリズムを繰り返し叩き合うもので、素朴でありながら伝統の重みを感じさせる打法は和太鼓の原点といわれています。
審査会には市内の小学校から、2人一組で演技する個人演技の部に14組、団体演技の部に6団体が参加。ばちさばき、力強さ、リズム感、チームワークなどが審査され、参加者は、これまでの練習の成果を発揮しようと真剣な表情で演技していました。
また、審査のほかにも阿仁公民館移動奨励室チーム、合川新生園の「祇園太鼓クラブ」、ALT(外国語指導助手)チームが特別出演したほか、中高生、保護者、一般の太鼓愛好家らも出演し、息のあった演技で会場を盛り上げました。最後は、出演者全員が参加しての100人打ちの合同演奏でフィナーレを飾りました。