2014年08月07日
コンテンツ番号7369
東京都国立市のイベントにボランティアで参加
合川まと火交流プロジェクトに参加した合川中学校の生徒らが、8月7日(木)に市役所を訪れ、市長にイベントでの活動内容や参加した感想を報告しました。
このプロジェクトは、昭和54年から旧合川町と児童交流のあった東京都国立市が、合川地区の伝統行事である「まと火」を実演するイベントを開催することになったことから、そのイベントにボランティアとして参加し、県外の住民や中学生との交流を通して、心の絆を育むことを目的として企画されたもの。7月31日に多摩川河川敷公園グラウンドで行われた「国立まと火」に合川中学校の有志24人(男12人、女12人)が、ボランティアスタッフとして参加しました。
この日、報告に訪れたのはプロジェクトの実行委員長を務めた合川中学校3年の鈴木開登(かいと)さんをはじめ、同じく3年の成田有彩花(あさか)さん、櫻田湊(みなと)さん、松橋成美(なるみ)さん、2年の工藤歩乃佳(ほのか)さん、1年の伊藤那穂さんの6人と、生徒の引率や指導にあたった小笠原茂人校長、合川婦人会の三浦浩子会長、合川中学校PTAの成田淳子会長、合川公民館の佐藤隆男館長の10人。
はじめに、鈴木実行委員長が「1日目に開催していただいたウェルカムパーティーでは、たくさんの人に温かく迎えられ、このボランティアイベントは絶対に成功させたいと強く思った。この事業では学校では学べないことをたくさん学ぶことができた。後輩たちにもこういった経験をしてもらうためにも、ぜひ続けてもらいたい。今回のボランティア活動が大成功に終わることができたのは市の支援のおかげ。ありがとうございました」とあいさつ。
続いて、生徒一人一人がイベントでの活動内容や感想を述べ「まと火の準備をしながら、国立の生徒と文化の違いなどについて話した。話しの中で思わず出てしまう”なまり”が笑いを誘い、会話が盛り上がった」、「まと火に点火された時は本当に感動した」、「来場者に比内地鶏スープ、あきたこまちで作ったおにぎり、きゅうり、ババヘラアイスを提供したが、すぐに無くなった」、「北秋田市の特産品を提供しながら、まと火や北秋田市のことを説明した。国立の人たちからたくさんの感謝の言葉をもらった」、「この経験を今後の学校生活に役立てていきたい」などと市長に報告しました。
報告を受け、津谷市長は「国立のほとんどの方々は、まと火を初めて見たと思うが、皆が感動してくれたと思う。そういう役割を皆さんが担ってくれて本当に嬉しい。報告の中で、なまりの話があったが、昔は東京で方言を使うことは恥ずかしいことと教えられていた。しかし、実際に上京してみると大阪の人は大阪弁、青森の人は津軽弁を堂々と話している。君たちも国立に行って、伝統文化を郷土の誇りとして堂々と披露した。方言でも伝統文化でも自分たちのやっていること、これから自分がやっていくことに自信を持ってもらいたい。これからの時代を築き上げていくのは君たちなので、この北秋田市、日本を引張って行くという気持ちを持って、自分たちの夢に向かって頑張ってください」などと述べ、今回の経験を生かした今後の活躍を期待しました。