2012年06月19日
コンテンツ番号1787
平成24年度一般会計補正予算など21件の議案等を上程
平成24年北秋田市議会6月定例会が6月19日(火)に招集され、平成24年度一般会計補正予算案など21件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、少子化による入所者減少により浦田保育園を廃止する、北秋田市へき地保育所条例を廃止する条例の制定等の条例案4件、平成24年度一般会計及び各特別会計の補正予算案12件、その他2件、報告2件、陳情1件の計21件です。
このうち、平成24年度一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額にそれぞれ3億9021万8千円を加え、199億5641万7千円とするものです。
歳入の主なものは、北秋中央病院の跡地の一部を秋田銀行に売却する861万1千円。歳出の主なものは、ソーラー式LED街路灯を、避難施設を中心とした44ヶ所に設置する「再生可能エネルギー等導入事業」として4,310万6千円 、今冬の豪雪や4月の暴風で被害を受けた農業者に対する復旧助成や農業夢プラン実現事業などを合わせた「農業振興事業」として3,929万8千円、バター餅を商標登録するため8万円、電気自動車購入費323万3千円 、空き家対策事業や食料等の災害備蓄品・特設公衆電話機などの整備を行う防災備蓄品等整備事業、自主防災事業の活動や機材購入に要する経費の一部を市単独にて助成する自主防災組織育成支援事業などをあわせた「防災対策事業」として1,202万7千円 などを計上しています。
また、第88回全国市議会議長会定期総会において、佐藤吉次郎議長が正副議長4年以上と議員在職15年以上、板垣淳議員が議員在職10年以上で表彰され、長崎克彦副議長より表彰状の伝達が行われました。
本会議では会期を6月28日までの10日間と決め、平成24年度北秋田市一般会計補正予算案などの議案が上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。
大綱質疑の概要は次のとおりです。上程された議案は各常任委員会に付託され、6月25日から審議に入ります。
北秋田市在宅複合型施設条例の一部を改正する条例の制定について
リハビリ事業をケアタウンに設置したいという希望があったと思うが経緯は。
第5期の介護保険事業計画を策定するにあたり、アンケート、各事業所の意向を含めて、委員会で検討した結果。現在リハビリを行えるのは、森吉地区1箇所、定員30名しかないので、全体のバランスの中でケアタウンたかのすに定員15名の形で設置するのが好ましいとなった。
遠距離の方から希望があれば送迎するのか。
これまで通りで、考えていない。
北秋田市教員住宅条例の一部を改正する条例の制定について
昨年隣接したのを解体したが、議会への提案理由が地盤沈下で傾いているとのことであった。道路の地盤沈下だと、大きな問題でありどう考えているのか。
地盤沈下は、沢になっているので、引っ張られたと感じている。
平成24年度一般会計補正予算第2号
北秋中央病院跡地について、秋田銀行が隣接した土地を購入したいとのことだが、計画が具体に決まっていないうちに、折角、買ったものを、すぐに売っていいのか。
利活用については、鋭意作業を進め、年内に方向性をある程度示したい。中央病院本体が建っていたところは、広さ、形状からしても利用しやすい。銀行が、駐車スペースが手狭だということで譲ることにした。 営業は平日なので、仮に、賑わいがあったときには、駐車場を開放してもらうことは可能とのことなので、理にかなった中心市街地の賑わいづくりの一助になればと思う。
購入時の価格当たり14,500円と今回売った価格と同じだが、時間がなく値段が上昇しているわけでもないが、民間だとある程度、手数料をもらって商談が成立するがどうか。
時期が経っているので、本来ならば下がってもおかしくないが、協議の結果同額となった。あわせて登記等の費用は秋田銀行が負担する。
財政課から工事発注の一覧表が出ているが、塗装工事などは、お盆が過ぎると気象条件によってあまり良い仕事ができてこない。そのような配慮をした発注をしているのか。
担当部局へ、なるべく早い時期に発注するよう指導に努めていきたい。
スクールバスの委託費、学校建設の設計委託費を補正したのはなぜか。
合川小学校のスクールバスを継続運行するため、10月から3月までの委託分。設計委託は、今年の3月まで小委員会で検討し、まとめたので、全体的に増えた分の補正をお願いするもの。
空家実態調査をどのような手法で行うのか。
自治会長並びに市役所職員で事前調査をしたうえで、非常勤職員を雇用し、写真撮影や建物の状況を精査し、データ化する考え。空家は防災、防犯のみならず、衛生、環境など総合的にとらえていかなくてはならないと考えている。
専決処分の報告について・合川中学校マイクロバス車庫屋根からの落雪事故について和解をし、損害賠償の額を定めることについて
一昨年も車を破損して、今回は建物。また、教育委員会の施設で同じような落雪事故が発生しているがどう考えているか。
同じような落雪事故の絶無を目指し、日ごろから状況を把握し、早め早めの対策を講じていきたい。