2007年05月30日
コンテンツ番号2870
わか杉国体リハーサル大会「縦走」「クライミング」競技
(2007.5.30)
威容を見せる「クライミングウォール」。山岳競技リハーサル大会のクライミング競技で使われます。大会は6月9日、市民の皆さんの応援をよろしくお願いします。(会場は森吉支所南側の森吉スポーツ公園内)
秋に本市で開かれる第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)山岳競技のリハーサル大会が6月9日、森吉地区で開催されます。行われる種目は、重りを背負って山を駆け上がる「縦走(じゅうそう)」と人口の登はん壁を登る「クライミング」の2種目。市の実行委員会では開催に向けて現在準備を進めており、またクライミングで使われる登はん壁「クライミングウオール」が現地に完成、威容を見せています。
国体本番での山岳競技は、成年男女・少年男女ともに、県別に3人が1チームとなる団体競技。3人のうち2人が縦走とクライミングに、うち1人が両方に出場します。今回行われるリハーサル大会は縦走、クライミングともすべて個人競技。縦走競技では成年男子に41人、成年女子7人、少年男子8人、少年女子2人の計58人。クライミング競技には、それぞれ成年男子7人、女子5人、少年男子6人、女子4人の計22人がエントリーしています。
高くなるほど傾斜がきつくなり、体力とコース判断が勝敗を分けます
秋田県からは、縦走競技に12人、クライミング競技に7人がエントリー。うち北秋田市からは縦走・成年男子に野呂康一さん(鷹巣・石巻岱)、成年女子に吉田麻衣子さん(合川・川井)が出場します。
縦走競技は、登山のイメージとは異なり、いわば「重りを背負って山を走るマラソン」。成年男子では1人17キロ、女子12キロといった規定の重りを背負い、100分の規定時間を上限に延長7.2km、高度差601mのコースでタイムを競います。
持久力が要求されることから、陸上競技やスキーのクロスカントリーなどを専門としている選手も多く出場しており、トリノオリンピックにも出場した大館市出身の畠山陽輔選手もエントリーしています。
一方クライミング競技は、約15mの人口の壁を「ホールド」という手がかり、足がかりを利用してよじ登り、限られた時間内(予選6分、決勝7分=国体での規定)で到達高度を競います。競技中は、ザイル(命綱)で選手を確保しているため落下しても安全ですが、観客は「落ちる、落ちる、」とハラハラ・ドキドキ。どのルートを登るかの判断力が勝敗のカギとなるスリリングな競技です。
この登はん壁「クライミングウオール」が会場となる森吉スポーツ公園内にこのほど完成、迫力満点の人口壁が目を引いています。施設は仮設式で、幅4メートル、高さ15mのウオールが4基設置され、ウォールの上部は45度まで傾斜可能。選手にとっては高くなるほど勾配がきつくなり、体力とともに判断力が勝負を分けることになります。
ウォールは国体本番まで設置され、その後は撤去されますが、設置期間中は小中学生による体験クライミングなどのイベントが予定されているほか、国体出場選手の練習のために貸し出しも行われます。
リハーサル大会は縦走競技、クライミング競技とも6月9日(土)。縦走が森吉山特設コースで午前8時45分から午後2時まで、クライミングが森吉スポーツ公園クライミング競技場で午前8時20分から午後3時30分まで。いずれも雨天決行です。市民の皆さんの応援をよろしくお願いします。
⇒大会日程
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